2025年9月13日(土)と14日(日)の二日間にわたり、上本郷小学校の校庭にて明第2東みんなの秋祭り2025が開催されました。
「地域のお祭りをなくしたくない」という地元住民の熱い想いから始まったこのお祭りは、今年も子どもからお年寄りまで、多くの人々を巻き込み、地域に笑顔と活気をもたらしました。
私は初日の13日に子どもと行ってきました!めだかすくいをしたり、りんご飴を食べたり、ステージを観て盛り上がったり、とても楽しい1日でした。
今回は、お祭りが開催された明第2東のルーツや、お祭りの様子をご紹介します。
明第2東ってどこ?

「明ってどこ?何て読むの?」
松戸市民歴が長い人でも、明(あきら)という地名を知らない人は少なくありません。それもそのはず。現在、松戸市に明という地名が存在しないからです。
明地区は、第1、第2の西東に分かれている、とても範囲の広いエリアです。明第2東は、JR北松戸駅・京成松戸線上本郷駅周辺を指します。会場となった上本郷小学校は、JR北松戸駅東口から徒歩約11分とアクセスしやすい場所です。

かつて、明村と呼ばれていたこのエリアは、1889年(明治22年)、町村制の施行により、上本郷村、南花島村、竹ヶ花村など9つが合併して誕生しました。
WEBサイト松戸よみうりによると、村名の明は「明治という幸せな時代に生まれた村だから」という想いを込めて名付けられたのだとか。
その名残は今もあり、地域活動の拠点となっている明第2東地区社会福祉協議会や、明市民センターの名前に受け継がれています。

歴史のある明地区。今回ご紹介するみんなの秋祭りは、明東第2地区にゆかりのあるお店や団体が主体となって開催されたものです。当日は、お祭りで利用できるクーポンや、後日お店に行って使えるクーポンが配布されました。
みんなの秋祭り実行委員の想い

少子高齢化により、地域のお祭りは縮小や廃止が相次いでいます。
そんな中「子どもたちの楽しみや交流の場をなくしたくない」と立ち上がったのがお祭り実行委員会です。
“できることを、できる範囲で” をモットーに、さまざまなメンバーが名乗りを上げました。
町会や市民活動で活躍するベテラン、PTAや子育て世代、商店や地域団体の方々、文化・スポーツ活動に取り組む人たちが集まり、広報・会計・ステージ運営・出店調整・環境整備を分担。
さらに、地区長や社協の方が相談役となり、世代を超えた協力の輪でお祭りを支えました。
当日のハイライト

1. 開会式と会場のにぎわい

開会式では実行委員長の挨拶に続き、松戸市の松戸隆政市長も来場。和太鼓の演奏で幕が開きました。

ユーモアたっぷりのMC二人による進行も軽快で、会場は終始ワクワク感に包まれていました!
2. グルメブースの魅力

お祭り会場を彩ったのは、地域の団体やキッチンカーなどが並ぶ多種多様なブース。食欲をそそるグルメから、ワクワクする体験までバラエティ豊かなラインナップでした。
- 個性豊かなキッチンカーや屋台

カレーやピザ、オムライス、たこ焼きなど、こだわりの素材を使ったキッチンカーが勢揃い!さらに、上本郷学童父母有志の会では、焼きそばやフランク、ドリンクで地域とのつながりを感じさせる屋台が展開されていました。
- スイーツ系やカフェも充実

カフェやクレープ店など数店舗が出店しました。素材にこだわったものや、オリジナルレシピを使った手作りわらび餅とのセットなど、デザート好きにはたまらないラインナップ。母親視点で素材選びにも気を配っているお店もあり、小さなお子様連れにも安心感がありました。
- 地元で活動するスポ少も出店

上本郷サッカークラブは、子どもたちが一生懸命声を出して集客している姿が印象的でした。また、ビールやソフトドリンクも取り扱う「北松戸風の子ソフトボール」など、地元を拠点とする団体が、祭りを盛り上げる柱となっていました。
3.体験・遊びブースでつくる“秋の思い出”や、アクセサリー販売

手作りワークショップは、子どもだけでなく大人も楽しめる内容となっていました!
- ワークショップ&手作り雑貨

ホイップクリームを使ったワークショップやゆめかわ雑貨の販売を行うManamickey_ribbonや、レジンアクセサリー・かぎ針編みの小物を扱うHANA-MIMI Store、ソーラーキット工作にチャレンジできるエドケンハウスも出店。
創作体験を通じて、大人も子どもも“ものづくりの喜び”を共有できるのがステキです!
6歳くらいの女の子が声をかけてくれて「かわいいの作ったの!」とかわいい笑顔で自慢してくれました♪
- 子ども向け遊び場

めだかすくいやヨーヨー釣り、スーパーボールすくい、ストラックアウトなど、定番の縁日あそびが揃い、子どもたちの笑顔であふれていました。
息子はめだかを5匹すくって、自宅に持ち帰りました。
4. ステージを彩った熱演

明第2東みんなの秋祭りのステージは、2日間にわたり地域の人たちの多彩なパフォーマンスで盛り上がりました!
私が訪れた9月13日(土)は、多言語クラブによる元気な発表、沖縄空手や琉球古武道の迫力ある演武、子どもたちのヒップホップ&アイドルダンス、高校生バンドのパフォーマンスなど、熱気あふれるステージが続きました。
翌14日(日)は、環境をテーマにした紙芝居や、バランスボール体操、キッズ新体操やチアリーディング、伝統の三匹獅子舞などが披露されたそうです。

私は参加できませんでしたが、プログラムを見るだけでも世代を超えて楽しめるステージだったことが伝わってきます。
世代やジャンルを超えて集ったステージは、地域の文化と活気を存分に感じられる場となりました!
世代を超えた笑顔の輪が広がる、地域の絆の祭り

今回の祭りの最大の魅力は、世代を超えた人々の交流でした。お祭りという特別な場のせいか心もほぐれ、笑顔がたくさん見られました。
「地域のつながり」を肌で感じられ、気持ちがほっこり。
明第2東みんなの秋祭りは、食と遊び、ステージや交流を通じて、改めて地域の温かさと一体感を再確認する素晴らしい機会となりました。来年の開催も楽しみにしています!
明第2東みんなの秋祭り
住所:千葉県松戸市上本郷3620(松戸市立上本郷小学校校庭)
アクセス:JR「北松戸駅」から徒歩約11分
開催日時:2025年9月13日(土)11:00 – 17:00
2025年9月14日(日)10:00 – 16:00