「まつど下水道フェスタ」で下水道をもっと身近に|松戸

毎年9月10日は「下水道の日」です。

下水道の日にちなんで、9月7日(土)に松戸市民会館にて「まつど下水道フェスタ」が開催されました。

どんなイベントなのかな〜と、前知識のないまま行ってみましたが、大人も子どももたのしめる内容になっていて、とてもおもしろかったです!

まつど下水道フェスタの内容は?

まつど下水道フェスタは、展示コーナー、体験コーナー、作ってあそぼうコーナーの3つのブースに分かれていました。

マンホールの蓋の展示や、下水道について学べるパネルや映像、災害時に使用するマンホールトイレの展示、マンホールの缶バッジづくりなど、下水道に関するアイテムや豆知識がギュギュッと詰まった内容です。

私たちは、お昼ご飯を食べる前、11時半ごろ着きました。

子ども連れのファミリーが多く来場していましたが、
お一人でじっくり展示をたのしんでいる大人の方もいらっしゃいました。

ちなみに私は、最初は一人で行って、
数時間後に息子を連れてまた行きました(笑)。

「ぜひたのしんでいってください!」

受付の男性の爽やかな笑顔に促され、数量限定のトートバッグをいただきました。

トートバッグの中にはアンケートや、スタンプラリーの台紙、マンホールカードが入っていました。

トイレットペーパーとティッシュペーパー、下水道管でどう流れる?

体験コーナーで、おもしろそうな実験が行われていました。

2本のペットボトルに、ティッシュペーパーとトイレットペーパーをそれぞれ入れて、シャカシャカ振ります。

その2本のペットボトルを、下水道管に見立てたパイプに流し込んでみると…

ティッシュペーパー(左)の方は、溶けずに途中で止まってしまい、トイレットペーパー(右)の方はパイプの出口まで流れ出ました。

トイレに流せるお掃除シートのようなものを流すのも、下水道の詰まりの原因となるそうです。

そのようなものをトイレに流す際は、何回かにわたって水を流した方が良いと教えていただきました。

松戸市のマンホールのふたが展示されていました

松戸市の象徴である「矢切の渡し」をモチーフにしたもの、オーストラリアのホワイトホース市との繋がりを象徴する「コアラとユーカリ」がデザインされたふたが展示されていました。

外にあると、そんなに大きく見えませんが、室内の展示を見ると、意外と大きくてびっくりです!

災害時の救世主!下水道を使ったマンホールトイレも展示

マンホールトイレとは、下水道管路にあるマンホールの上に、便器を置いて、災害時にトイレ機能を確保するものです。

松戸市では、防災井戸を設置して、井戸水で流す簡易水洗式仮設トイレを整備しました。

市内の64の小中学校に整備されているそうです。

災害といえば、気になるのが液状化現象です。

松戸市の西側は低地が多く、特に液状化しやすい土地と言われています。

液状化すると、マンホールが飛び出てしまい、災害用車両が通れなくなる危険性があります。

そこで松戸市は、マンホール内を重量化し、液状化時に浮き出ないような対策を進めています。

液状化の仕組みも、簡易的な方法で説明してくださいました!

下水道について学ぶのは学生時代以来かもしれない

まつど下水道フェスタの展示や映像を観て、環境汚染を学んでいた学生時代を思い出しました。

大人になった今では、目の前の生活にいっぱいいっぱいで、日本のキレイな水のありがたみをすっかり忘れてしまっていました。

  • 天ぷら油を台所に流さない
  • 水洗トイレにはトイレットペーパー以外のものを流さない

など、当たり前のことですが、しっかり守っていこうと思います。

ちなみに、建物内の排水管や、敷地内の排水管・排水設備は、個人の所有物なので、排水設備の清掃費や修繕費は個人の負担になります。

日頃から、下水道管をできるだけ傷めないように、気をつけて生活したいですね!

まつど下水道フェスタ
開催日:2024年9月7日(土)10:00 – 16:00
開催場所:松戸市民会館 3階(301会議室)
住所:千葉県松戸市松戸1389-1
アクセス:JR「松戸駅」、新京成線「松戸駅」東口より徒歩約7分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。