松戸で旨い町中華を食べるなら「末広」へ

「町中華」って最近よく耳にしますね。
安くて、旨くて、ボリュームがあって、その町の人達に愛されている大衆的な中華屋さんのことを町中華と言うそうです。

今回は、そんな町中華のド真ん中をいく、松戸の「末広」をご紹介します。

松戸駅の東口をでて、正面のイトーヨーカドーを左から抜けて、聖徳大学を過ぎたところの信号から、右に見える目立つ赤いのれんが目印です。

松戸駅前から少し離れたこのあたりは閑静な住宅街。
松戸の町中華末広は、そんな住宅街に溶け込んでいます。
外観だけでも、これは間違いなく旨いものが食べられそうな町中華だとわかりますね。
近くに行くと、ほのかに旨そうな匂いがしてきて、早くも期待が膨らみます。

中に入ると、そこには昔懐かしい昭和な世界が広がっています。
手前にテーブル席が6名用、4名用、2名用と3台ならんでいて、奥にはお座敷もあります。

そしてお座敷の一つは、なんとこたつになっています。
この時は開店直後の11時だったので、空いていましたが、夜はきっと常連さんが座ってビールを飲みながらわいわいしているのかなと想像がふくらみます。

町中華とは?

町中華の定義ってなんでしょう。
私なりに考えた結果、まず、赤のれんであること。これは必須です。
それに出前用バイクがあることと、お座敷があること。
そして最後はこれ、赤テーブルに赤いすがあること!ではないでしょうか。

最近はお座敷のある中華屋さんが少なくなっていて、松戸でもほとんど見かけることはなくなりましたが、ここはパーフェクトな町中華の装いです。

テーブル調味料はこれ。

しょうゆにお酢にラー油。餃子三点セットを筆頭に、ソースに、こしょうと七味もあるシンプルなテーブル調味料です。

裏表あるメニューは、ワンタンメンや五目そば、チャンポンにチャーシュー麺と豊富な麺類が並んでいて、その下には焼きそば類として、上海焼きそばやかた焼きそばもあります。

メニューが多いのもうれしいですね。
今日はどれにしようかと選んでいる時間も幸せです。
裏には御飯類と、一品料理が並びます。

それにセットメニューが、半チャーハン、半カレーライス、半チキンライス、半餃子があります。11:00~14:00まではランチタイムでお得ですね。
半チキンライス?ちょっと珍しいです。
それに、これも町中華の代表格みたいな瓶ビールももちろんあります。

王道町中華のラーメンは、やっぱり王道のしょうゆラーメン

まずはド定番のラーメンは外せません。
少しちぢれているストレート麺に、鶏ガラベースのしょうゆ味の優しいスープ。

あっさりなんだけど、あと引くコクがしっかりとあって、御飯にあうこと間違いなし。メンマもしゃきしゃきしていて、厚みのあるチャーシューは噛み応えが抜群でした。

町中華のカレーってどうしても頼んでみたくなります。
カレー専門店の味でもなく、欧州カレーでもなく、インドカレーでもない、町中華のカレー。
辛さもちゃんとある、家庭的なカレー。
半カレーなんだけど、普通に1人前ありそうなボリュームに驚きます。
細かく刻まれた野菜と、結構大き目な豚の小間切れが入ってます。

そして餃子。

出てきたのは、これまた見ただけで旨いとわかる焼き餃子。
揚げてあるのかな?って思うくらい、外はパリパリしていて、中はじわっと旨味が凝縮されています。
ニンニクもしっかり効いていて、まさに大衆的で町の人達に愛される味です。

夜の外観も、また雰囲気あっていい感じです。
19:50までとやや早い閉店時間なので、ぜひ早めに仕事を終えて行ってみてください。

実は焼きそばも気になっていたので、注文しようとするも、遅い時間だった為売り切れ。

帰り際には、「焼きそば終わっちゃって申し訳ありませんでした、よかったらまた焼きそば食べに来てください」って声かけてくれました。
きっと近いうちに焼きそば食べにいきます。
ご馳走様でした!

末広
住所:千葉県松戸市岩瀬4
アクセス:JR常磐線「松戸駅」から徒歩約5分
TEL:047-362-3464
営業時間:11:00~14:00/17:00~19:50
定休日:火曜日、第1・第3水曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。