歴史と自然を同時に感じられる松戸の癒しのスポット 『戸定が丘歴史公園』

少しずつ気温も高くなり、家族や友達とのびのびおでかけをしたい季節になってきましたね。

そんな時期にぜひともご紹介したいのが、松戸駅から徒歩10分のところにある、「戸定が丘歴史公園」です。

ここは、江戸幕府最後の将軍である、徳川慶喜の弟にあたる昭武が建てた「松戸戸定邸」の跡地になります。

公園に到着すると、まずは趣ある門がお出迎えしてくれます。

最初に見たときは、本当のお城の門みたいでびっくりしました。
門までの階段は急なので、足元に注意してくださいね。

一般的な公園とは少し違う公園

この公園の特徴といえば、名勝指定区域であるというところです。
景観保護のため、一般の公園と違って、飲食やペットの散歩、道具を使った遊びをすることが禁止されています。

そのため、私が訪れた日曜日の午後は、ハイキングや写真を撮りに来ている人が多かったです。
丘、という文字がついているだけあって、アップダウンが激しい場所が多いため、運動するのにとても良いかもしれませんね。

高台からの景色が見える東屋

公園内には数か所、休憩所として東屋があります。そこの一つに、松戸の景色が見渡せる東屋があります。

なんといっても、常磐線の線路が真下にあるため、電車が走っていくのを見ることができるのがおすすめです。鉄道好きの方にはたまらないスポットなのではないでしょうか!

私は電車を見るのが好きなので、その東屋にしばらく滞在してしまいました。
電車が近くを走っているからといって、うるさすぎることもないので、本を読んで過ごしている方もいらっしゃいました。
鉄道に興味のない方でも、ほっと一息を付ける場所になると思います。

あふれる自然と月によって変化するお花

戸定が丘歴史公園では、都会の喧騒を忘れて、自然に癒しをもらうことができます。

写真のような小道が数か所に整備されていて、さまざまな植物を楽しみながら移動ができます。

都会ではなかなか堪能できない要素ではないでしょうか。
私はこの小道で、幼少期以来のけんけんぱ、をしながら進みました。

写真のような、空が広く見える丘も堪能することができます。
公園の規定でレジャーシートやいすなどは置くことができないので、夏になったら芝生に寝転んで空を見上げたいですね。

また、この戸定が丘歴史公園では、月ごとに見ることができるお花が変化します。
公園内の掲示板には、それぞれの月に見ることのできるお花の情報が載っています。
6月にはアジサイ、9月には金木犀などさまざまなお花を楽しむことができます。

具体的に、どこにどのお花が咲いているかは、お便りに記載されています。
公園内はとても広いので、このマップをあらかじめ確認してから見に行きましょう。

私が行ったときは、ツツジの花がきれいに咲いていました。
これは、季節が変わるごとにお花を見に行きたくなりますね。
私はユリやサクラの時期にまた伺いたいと思いました。

広々とした駐車場完備!

戸定が丘歴史公園では、乗用車は46台収容できる駐車場、そして駐輪場が整備されているので、徒歩以外での来園も可能です!もちろん無料で停めることができます。
公園から距離がある人でも安心して来園できますね。
公園へは、駐車場の敷地を出て、坂を上っていく形になります。

実際の歴史や跡地を見たい方は

公園内には、歴史館と戸定邸の跡地が有料で一般公開されています。
歴史館では徳川昭武の遺品や、徳川慶喜家の伝来品の展示がおこなわれています。

また、実際に徳川昭武が過ごした松戸戸定邸に足を踏み入れることができます。

歴史館と戸定邸に併せて行くことで、当時の様子を肌で感じることができます。
また、戸定邸の跡地には、きれいな庭園があるため、気になる方は足を運んでみてはいかかでしょうか。

戸定が丘歴史公園
住所:千葉県松戸市松戸714-1
交通:JR常磐線・新京成線「松戸駅」東口から徒歩10分
連絡先:047-362-2050
営業時間:9:30~17:00(歴史館の最終入館は16:30)
定休日:月曜日(祝日のときは翌日)、12月28日~1月4日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。