春が待ち遠しくなる♪「江戸川スーパー堤防の桜並木」|下矢切

「今年こそ、桜をゆっくり見に行きたい」

そう思いながら、何年も過ぎてしまいました。家事や育児に追われ、気づけば桜は葉桜に……今年もまたそうなるのかもしれないと思いました。でも、ふと見返した一枚の写真が、私の気持ちを変えたんです。

そこに写っていたのは、満開の河津桜の下で、幼い息子と微笑む生前の父の姿です。元気だった頃の父と、まだヨチヨチ歩きの息子が向かい合わせに座っている写真でした。

この写真を見て「元気なうちに、やりたいことはすぐやろう!」と思い、「桜を見に行きたい」じゃなくて「見に行く」と決意しました!

そして今年は、ずっと気になっていた「江戸川のスーパー堤防の桜並木」へ足を運ぼうと思い、さっそく下見に行ってきました。

江戸川スーパー堤防の桜並木へ

桜並木があるのは、松戸市下矢切の江戸川沿いです。

駐車場も広く、トイレもあるので車で行くのがおすすめです。Googleマップで「柳原(やなぎはら)排水機場前駐車場」と検索したら目的地が出てきます。

近くにはコンビニエンスストアやスーパーマーケットが無いので、心配な方は飲み物や食べ物を用意しておきましょう。

現地は、駐車場からすぐのところなので、歩くのが苦手でも安心です。やや坂がありますが、階段をのぼるほどではありませんでした。土手沿いには 「水辺の健康エコロード」という遊歩道が整備されていて、とてもキレイで歩きやすい道が続いています。

晴れた日にはスカイツリーと富士山が同時に見られる絶景ポイントです。

この日は気温7度!防寒対策をしっかりしていたつもりでしたが、土手沿いの風は想像以上に冷たく、強風で、体感温度はさらに低く感じました。春の陽気になれば暖かくなるはずですが、風が吹くと寒さを感じるかもしれません。一枚羽織るものがあると安心ですよ♪

土手を歩いていると、芝生の上にテントを張り、家族や友人と楽しむ姿がちらほら。桜の開花が待ち遠しくなる光景でした。

この桜並木は、平成20年に松戸市が先行して20本の桜を植樹しました。翌年には市民の支援を受けて66本の苗木が植えられたそうです。それぞれの桜には里親となった方々の名前やメッセージが刻まれたプレートがついています。まだ若木ではありますが、新しい桜の名所として成長を続けているところなんです。

スカイツリーに富士山、江戸川に桜…想像すると、とても贅沢な風景ですね。

あの有名な「矢切の渡し」も桜並木から徒歩圏内

「今年こそは、この桜並木の下で家族みんなの写真を撮る」

私はそう決めました!

父が孫と一緒に笑っていたように、今度は私たちが次の世代へ思い出を残していく。桜が美しくも儚げに感じるのは、そういう「つながり」を思い出させてくれる存在だからなのかもしれません。

また、桜並木から「矢切の渡し」までは徒歩15分ほどです。お花見がてら、歴史ある渡し船に乗ってみるのもいいかもしれません♪昔ながらの情緒を感じながら、春の風景を満喫するのもステキです♪

桜の下で、家族の思い出を刻む

仕事に家事育児と毎日目まぐるしく生活している私にとって、桜を見に行くのはとてもハードルが高く感じます。

でも、あのときの父は、本当にうれしそうでした。初孫を可愛がり、私たちのお出かけに誘えば、待ち合わせ時間の30分前には来ていたくらいです。そして、その桜の下で一緒に撮った写真がそれを物語っていました。

「人はいつどうなるかわからない!今年こそ、桜を見に行って家族で記念写真を撮る!」

決めたからには、見頃を狙って行ってきます♪

江戸川スーパー堤防の桜並木で、あなたも大切な人とあたたかな春の時間を過ごしてみませんか?

江戸川スーパー堤防の桜並木
住所:千葉県松戸市下矢切1397付近
アクセス:
車 柳原排水機場前駐車場からすぐ
電車 北総鉄道北総線「矢切駅」から徒歩約19分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。