北松戸の駅から坂を上がった少し先に、地元で長く愛されている自家焙煎の珈琲店があるのをご存じでしょうか。今回ご紹介するのは、素朴な松戸の風景に、すっと溶け込むように佇む「エスプレ山口珈琲」です。家族で松戸暮らしを考えているみなさんにとって、こんなお店が日常のなかにある街は、きっと魅力的に映るはずでしょう。

北松戸駅から徒歩約11分、坂を上った先に佇む小さな珈琲店
お店の場所は、北松戸駅東口から「とうかえで通り」を松戸市立病院跡地(現・ヤオコー松戸上本郷店)の方へまっすぐ進んだ住宅街のなか。駅からは徒歩で約11分の距離になります。

道すがら、コーヒー豆を焙煎する香ばしい香りがふと漂ってきて、それを頼りに歩を進めるとお店にたどり着きました。緑色の看板に「エスプレ山口珈琲」と書かれた、見つけたら忘れられない外観が目印になっています。
住宅街にそっと馴染むこじんまりした店舗ですが、地元の方が日々足を運ぶ風景は街に根付いた営みそのもの。子どもとの散歩がてらに寄れる距離感も、暮らしの一部として珈琲を取り入れたいご家庭にはうれしいポイントでしょう。
車で訪れる場合は、お店の道路を挟んだ向かい側に駐車スペースが1台分あるとのこと。混み合う時間帯には公共交通機関や近隣の有料パーキングを利用する方が安心かもしれません。
約30種類の豆と、淹れ方講座も開く店主のあたたかな人柄
店内に入ると、棚にはストレート豆とオリジナルブレンド豆を合わせて約30種類がずらりと並んでいます。ブラジル、コロンビア、グァテマラ、エチオピアハラー、モカ・マタリといった定番の銘柄から、店主が独自に焙煎したオリジナルブレンドまで、選ぶ楽しさが詰まった棚でした。

うれしいことに、豆はすべて100g単位から購入可能。毎週入れ替わりで30%OFFになるサービス豆も用意されており、気軽に試しやすい価格設定になっているのも自家焙煎店としては良心的なところでしょう。
迎えてくれたのは、店主の山口さん。コーヒー豆購入のたびに丁寧な説明をしてくださるだけでなく、お店ではコーヒーの淹れ方講座も開催されています。松戸市からの依頼でイベントの講師を務めることもあるそうですが、人柄はとても気さくで、初対面でも話しやすい空気をつくってくださる方でした。

さらに、こちらの自家焙煎豆は松戸市のふるさと納税返礼品にも選ばれているそう。地域に認められた一杯であることがうかがえます。

カウンター越しに豆の話を聞きながら自分好みの一杯を選んでいく時間は、いわば豆の選定そのものが「体験」になっていく感覚。チェーン店では味わえないこのやりとりこそ、街の珈琲店に通う醍醐味なのかもしれません。
苦みと甘み、ふたつの個性が出会うマンデリン×ブラジル
今回購入したのは、マンデリンとブラジルの2種類です。どちらもその場で挽いてくださり、袋を開けた瞬間にふわっと立ち上がる香りに、思わず顔がほころびました。

マンデリンはしっかりとした苦みのあとに、ほんのり甘い香りが鼻を抜けていく印象的な味わい。一方のブラジルはサントスNo.2で、苦みのなかに穏やかなコクが宿る銘柄でした。
それぞれを単独で淹れてもおいしいのですが、おもしろいのは2つをブレンドして楽しむとき。マンデリンの深い苦みとブラジルの香ばしい甘さが互いに補い合い、ひと口で奥行きのある味わいが広がっていくのです。
朝はブラジル単体ですっきりと、夜はマンデリンを混ぜて深みを増した一杯にと、時間帯によって味わいを変えられるのも、2種類を持ち帰った楽しさでしょうか。
平日のデスクワーク中に淹れれば気持ちが切り替わり、休憩時間に焼き菓子と合わせると贅沢なお茶請け感覚に。子どものおやつタイムに合わせて、夫婦でゆっくりコーヒーを楽しむ。そんなひとときが日常のなかにある暮らしを思い描くと、松戸という街がぐっと身近に感じられるのではないでしょうか。
エスプレ山口珈琲(えすぷれやまぐちこーひー)
住所:千葉県松戸市上本郷3184-2
アクセス:JR常磐線「北松戸駅」から徒歩で約11分
TEL:047-394-8566
営業時間:平日 10:00-18:30 日曜日・祝日 10:00-18:00
定休日:火曜日






















