先日新松戸で昔ながらの和菓子店を見つけました。
子どもを連れてお出かけをした日の帰り道、住宅街の中にそのお店はありました。ショーケースに並ぶお団子やお饅頭が、遊び疲れて甘いものを欲していた私にはとても魅力的で、思わずふらっと入店。
今回はそんな出会いだった老舗和菓子店「二葉屋」さんをご紹介いたします。
昭和42年創業!趣と甘い香りが漂う店内
店内は和の雰囲気。中に入るとあんこなどの甘い香りがかすかに漂ってきました。
創業は昭和42年とのことで、先代からもう50年以上も営業されているそうです。
和菓子は店内で手作り。商品が並ぶショーケースの脇には、和菓子を入れる木箱もありました。
使いこまれた道具たちも、お店の趣きを感じさせてくれます。
そして、いざ目の前のショーケースを拝見。
ショーケースの左側にはお饅頭やお団子類、右側にはどら焼きや贈答品用として箱詰めされた商品が並んでいました。
と、私が訪問したのは平日の15時ごろ。1個から購入できるお饅頭類はある程度売れてしまっていました。
新松戸駅から徒歩15分ほどのお店。駅から決して近いわけではないですが、その分地元の方々の日常の中で、昔から愛されていらっしゃるようです。
ちょっと甘いものを食べたいなという時に、仮に6個入りだと躊躇してしまうけれど、1個ずつなら気軽に買えるのでとてもいいですね。
季節ごとのおいしい和菓子
ショーケースの上にも商品が並んでいました。
水ようかんと松戸そだち。松戸そだちは黒糖を使用したサブレだそうです。
今回訪問したのは8月末だったので、夏の風物詩の水ようかんもありました。
ショーケースの上には別途冷蔵の棚があり、あんみつなども販売されていました。
暑い中来店をしたら、つい手が伸びてしまいます。
他にも、桜餅、柏餅など1年を通して季節に合わせた様々な和菓子が並びます。
四季に合わせた商品が楽しめるのも、和菓子の魅力ですよね。
さて、そんなこんなでお店の女将さんとお話をしながら、今回は3種類の和菓子をいただきました。
一番人気は「一粒栗入り仁王どら焼き」
まずはこれ。大きな栗がまるごと1粒入った「一粒栗入り仁王どら焼き」です。
二葉屋さんの一番人気の商品とのこと。
切ってみるとこんな感じに、粒あんの中に栗が!
ふわふわの生地が分厚いので、とても食べ応えがあります。
しかし、手作りならではなのか、あんが甘すぎずくどくないので、パクパク食べられました。
栗の味も粒あんの味に消されることなく、しっかり感じられとてもおいしかったです。
注文後に焼いてくれる♪みたらし団子
続いて、みたらし団子も購入しました♪
店頭のショーケースには見本だけが置かれており、「ん?」と思っていました。
なんと二葉屋さんでは、注文してから店の奥でお団子を焼き、温めたタレをかけて提供してくれるそうです!
みたらし団子はなんと言ってもタレ!かと思いますが、スーパーなど店頭に並んでいるものはタレがある程度固まってしまっているものも多く、それがなんだか残念なんですよね。
そう感じるのは私だけではないはず・・!?
お店で手作りだからこそ、すぐに出来立てをご提供いただけるので、帰宅後に食べてもタレがとろとろで温かくおいしかったです。
過去に賞も受賞!くぐり梅
最後にこちら。「くぐり梅」という名前の和菓子です。
なんと女将さんとお話をする中で、「過去に賞をいただいたのでぜひ♪」と1つおまけでいただいてしまいました。
本当にありがとうございます!!
切ってみるとこんな感じ。
周りの甘くしっとりしている生地の中に梅が一つ丸ごと入っています。(食べる時は梅のタネにご注意を!)
そして、なんといってもこの梅の酸味が生地の甘さと絶妙に合うんです!!
実は、恥ずかしながら梅がそれほど得意ではない私。よくある酸っぱい梅干しなどはあまり食べません。梅酒なら、まあいけるかな?レベルです。
が!このくぐり梅は、周りの生地の甘さからか、食べながら梅の酸っぱさがすごく欲しくなるから不思議です。
おそらく梅干しもお砂糖などで漬けて甘酸っぱくしているのでしょうか?絶妙な甘さと酸っぱさのバランスが癖になりました。
私自身、新松戸エリアに和菓子屋さんがあるとは知りませんでした。
お店の方の気さくな温かい接客もとても心地よかったです。
まだ暑い日は続いていますが、これからの食欲の秋、ぜひ散策がてらおいしい和菓子を求めていらしてみてください♪
二葉屋
住所:千葉県松戸市新松戸6-208-3
アクセス:JR「新松戸駅」から徒歩約15分
TEL:047-343-3969
営業時間:9:00-19:00
定休日:水曜日