私は散歩が趣味なので、松戸周辺をよく歩き回っています。
最近は少し松戸市内を歩くことに飽きていたので「どこかいいところはないかな?」と地図を見ていたら、関さんの森という、あまりにも人の名前っぽい森がありました。
関さんの森、という言葉の響きが少し面白く感じてしまったので、次の休みにさっそく行ってきました。
関さんの森は住宅街に存在する!
新松戸駅から徒歩で15分ほど。ちょっとした坂道をのぼると、住宅街の中に大きな森が見えてきます。
こちらが、関さんの森です。
手書きで書かれた「関さんの森」がいい味を出していますね。看板があったので、近くに寄って読みます。
「関家の森」ではなく「関さんの森」というところがいいですね。親しみを感じます。
地図を見る限り、かなり広そうですね。夕方になるとすごく暗くなりそうな雰囲気です。
迷子になったときのことを考えるとかなり恐ろしいので、早めに歩きます。
関さんの森のサワラちゃん
森というだけあり、かなりたくさんの木が生えています。
そしてよく見てみると、木に名札がつけられていました!
今回私が一番気に入ったのは「サワラちゃん」です。
きっと子どもが書いたのでしょう。
サワラちゃんと、リボンやハート、星、それと…ゴムゴムの実…?
サワラちゃんにゴムゴムの実を与えたら、ゴムの木になるんだろうなあと、適当なことを考えながら先へ進みました。
自然の中を歩いていると、なんだかおかしな思考になるのは私だけでしょうか。
恐ろしいですね。
ポケモンが出てきそう!?な湧水池
サワラちゃんとたわむれ終わったので、先へ進みます。
きちんと整備されている道があったので、安心して歩けますよ。整備されていない道は危なそうだったので、必ずきれいな道を歩いてくださいね。
しばらく歩くと湧水池を発見!訪れた日は少し気温が高かったので、もはや沼のようになっていました。
ちょっとした虫もたくさんいました。虫が苦手な方は、必ず虫除けスプレーを用意しましょう。
虫が苦手なのに避けられるアイテムを持っていなかったので、ここは一瞬で通り過ぎます。
関さんの沼を抜けると、風景がきれいな場所に出ました。
ここが森の中の、どの辺りなのかは一切わかっていません。でも、周りが少し暗くなっている中に太陽の光が差し込んでいて、かなり美しいです。
数分間ボーっとしてしまいました。
よくよく見てみると、ちょっとしたポケモンが潜んでいそうですね。森ですし、キャタピーあたりでしょうか。
ぜひ捕まえてみたいものです。
木でつくられた遊具や橋も発見!
キャタピーに想いを馳せながら歩き回っていると、ちょっとした遊具を見つけました。
遊具…なのでしょうか。
のぼって、わたって、おりるだけ。立派な遊具ですね!
私は大人なのでちょっと不思議な目で見てしまいましたが、子どもにとってはこれも立派な遊具なのでしょう。
大人になるっていやですね。もっと素直な心で楽しみたいものです。
のぼってみようと思ったのですが、最近はケガの治りも遅いので、大事を取ってスルーしました。
ちょっと怖い橋もありました。先が見えません。この先へ進んだら殺人鬼の住む小屋がありそうじゃないですか?
なんて、関さんに申し訳ないですね。すみません。
すごく今更ですが、関さんって一体どなたなんでしょうね。
関さんの森は、関さんが寄付した森だった!
さて、そろそろ迷子になりそうなので帰り道を探します。
明るい方へ向かって歩くと、関さんの森に関する看板を見つけました。
関武夫さんという自然を愛している方が生前持っていた森を、ご遺族の方が(財)埼玉県生態系保護協会に寄付したんですね。
そして、関さんの森と名づけられて今に至る。納得できました。
それにしてもこんなにも広い森を持っていたなんて、どれだけお金持ちだったのでしょう…。
きっと地主ですね。うらやましい。私が関さんの遺族だったら売り払っているのに…とついつい思ってしまいます。
自然を愛している人がこの森を持っていて、亡くなったあとに意思を尊重してきちんと寄付してくれるって、なかなかの奇跡だと感じます。
奇跡が重なってうまれた関さんの森。ぜひみなさんも散歩に行ってみてくださいね。かなりリフレッシュできましたよ!
関さんの森
住所:千葉県松戸市幸谷108
アクセス:JR武蔵野線「新松戸駅」徒歩15分
JR常磐線「新松戸駅」徒歩15分
営業時間:24時間