今回ご紹介するお店は、新京成線上本郷駅、あるいは、松戸新田駅から徒歩8分のところにある美並です!
美並は、新京成線の上本郷駅、松戸新田駅から常磐線の北松戸駅をつなぐ、とうかえで通り沿いにあり、周辺にはラーメン屋さんや、パン屋さん、スーパーのヤオコーやケンタッキーフライドチキンなどの飲食店が並んでいて、賑やかな坂道になっています。
雰囲気ある佇まいに期待が膨らみます
ウッドテイストでシンプルな店構え。
年越しそばに、常陸秋そばの文字もシンプル。
何がおすすめで推しにしているかがわかるので、入口にメニューがあるのはありがたいですね。
やや強気の金額設定ながら、見たところそば一本で勝負しているようです。
そば好きとしては、これは期待できそう。
店内もシンプル。
でも、随所に店主のこだわりが感じられます。
余計なものがなく、広々とした店内は居心地がいいですね。
ひのきのカウンタ-席が5席、テーブル席が4席あり、訪問した日は店主のワンオペでした。
奥にはそばを打つ部屋、その前にはお酒が並んでいます。
さらに手前には、ん?ソックス⁇
入口付近におかれていたソックスは、なんと店主オリジナル。
そば職人の前は靴下屋さんだったとか。
きっと、こだわりのあるソックスでしょう。
もっちり豊かな味わいの常陸秋そば
店内にも表にあったのと同じメニューがありました。
鴨せいろの鴨は蔵王深水竹炭水鴨、ホタテせいろのホタテは三陸宮城女川湾産、それぞれに産地が明記されていて、こんなところにも店主のこだわりを感じます。
右には、板わさ、葱焼き、京にしんの甘露煮などのお酒のアテになる一品料理が並んでいて、どれも気になるものばかりです。
やっぱりそばを味わうなら冷たいそばから。
オーソドックスにまずはせいろを紹介。
これが絶品!
そば好きがこぞって通っているというのも納得のおいしさです。
噛み応えのあるもっちりぷりぷりした食感で、そば粉の香りをしっかり感じます。
ちなみに箸袋には、
「吉野杉の間伐材を使用しております。ご自宅で再利用して頂けますと幸いです。」とあります。なるほど、しっかりとした立派な箸でした。
常陸秋そばは、江戸時代からそば処として有名な茨城県のブランドそばです。
かくいう私も恥ずかしながら、そばにブランドがあることを知らなかったのですが、そばも産地や打ち方によってさまざまな特徴があるそうです。
常陸秋そばは、その数あるブランドそばの中でも、最高峰とされています。
県外では、提供しているお店も少ないのでかなりレアだそうです。
そばツウがこぞって好むこのブランドは、香高く味わい深い、もっちりした食感が特徴です。
店主おすすめの塩でも食べてみました。
この塩もそばの為に作られた、ブレンド塩だそうです。
わさびにも似たピリッとしたしょっぱさがそばによくあいますね。
締めはやっぱりそば湯でいただきます。
とろみとコクのあるそば湯がホッと一息つけるおいしさ。
あたたかいそばもまた絶品
もう1つ紹介するのは、みそ肉そば。
そば湯でつゆをいただいたときから、あたたかいそばも間違いないと思っていました。
ほんのりとみその風味がきいた肉そばは、あたたかいつゆでもしっかり噛み応えを主張してきます。
そばはもちろんですが、ついついつゆも飲み干しちゃいます。
ランチは混雑していますが、ゆっくりそばを味わえるので、ちょっと自分にご褒美をあげたいときにはぴったりのお店です。
そば好きが通う美並、1度食べればファンになること間違いなしです。
美並
住所:千葉県松戸市上本郷4078
アクセス:新京成線「上本郷駅」、「松戸新田駅」徒歩8分
TEL:047-363-2188
営業時間:11:30-15:00、17:00-20:00
定休日:水曜日、第2、4木曜日