矢切の「柳原親水広場」周辺は穴場のアウトドアスポット!

松戸市と市川市のちょうど境目に位置する柳原親水広場は、アウトドアを愛する地元民からひそかに愛される穴場スポットです。

松戸市内を流れる坂川の終着点にある柳原水門は、万が一坂川の水位が上昇した際に江戸川へ放水する役目があります。
まず目に入るのは、近代的なこちらの建物!

この柳原排水機場は、水害から松戸市民を守る役目があります。
ちなみに排水機場は松戸市、水門は市川市になるのだとか。
ちょうど市境にあるせいか、同じ施設なのに住所が違うというややこしいことになっています(笑)。

近代化産業遺産にも認定された水門

この排水機場に隣接するのが、柳原親水広場です。
広場内から見えるこちらの古い水門は、明治37年に造られたもの。

現在は稼働しておらず、その役目は隣に造られた新しい水門に受け継がれました。
四連アーチのレンガ造りが特徴で、近代化産業遺産にも認定されていますよ!
今回は雑草の生育が盛んなシーズンだったせいか、少々草に邪魔をされてしまいました…(汗)。

裏側も立派な作りで見ごたえがあります。
足を運ぶ際は雑草が伸びにくい秋冬シーズンがよさそうですね!

広場自体は小ぢんまりとしており、散歩の途中に休憩するのにもぴったりです。
遊具があるタイプの公園ではないので、小さなお子様を遊ばせたい場合は注意してくださいね。

排水機場のすぐ隣には駐車場があり、男女別のトイレも併設されています。
万が一お手洗いに行きたくなった時も安心ですよ!

広場周辺は絶好のアウトドアスポット!

さて、こちらの柳原親水広場周辺ですが、地元の人たちからはアウトドアスポットとしても人気です。
すぐ隣に位置するのが江戸川の土手なので、某3年B組先生気分で土手を歩いてみてもいいかも♪
江戸川河川敷は水辺の健康エコロードに設定されており、ジョギングやウォーキングを楽しむ人がたくさんいました。
流山方面に向かって歩くと、かなりいい運動になりそうです。

ウォーキングコースとしてもおすすめですが、個人的にぜひプッシュしたいのがこちらの桜並木!
今回は桜シーズンではなかったのですが、3月下旬からは満開の桜が楽しめます。
お花見の季節になるとテントを張ってキャンプをしたり、バーベキューを楽しんだりする人たちでにぎわっています。

お花見スポットが多い松戸市の中でも、意外と知られていない穴場スポットですよ!
夏場は夕方から夜にかけて、夕涼みを兼ねたキャンプをしている人もいます。
また、お花見シーズン以外は日帰りのデイキャンプを楽しむ人も!

川釣りに野鳥観察もできる!

坂川と江戸川が交わるこちらのスポットは、釣り場としても人気です。
取材に行った日だけでも5~6人の釣り人とすれ違ったので、釣り好きの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
定番のシーバスをはじめ、ナマズやウナギを釣った人もいるそうですよ!

川の向こう側にはスカイツリーが見えます。
ちょうど目の前に見えるので、絶好のフォトスポットですよ。

そして釣り以外で人気なのが、野鳥観察です。
周辺に自然が多いせいか、水鳥以外にもたくさんの野鳥が飛んでいました。
少し歩いただけでもいろいろな鳥の鳴き声が聞こえたので、じっくり観察すると何種類もの野鳥に出会えそうだと感じました。
一眼レフを持って野鳥の撮影をしている人も多いので、写真が趣味の方に最適なスポットですよ!
ちなみにこの日はあまり珍しい鳥さんに出会えなかったのですが…。

なんと帰宅間際にキジを発見!

あまりきれいに写せていないあたりに、筆者の慌てぶりを感じていただけたでしょうか…(笑)。

この他にもトンビやチョウゲンボウなどの猛禽類。そして運が良ければカワセミも見られます。
さらに地元農家さんの声によると、時々タヌキやキツネも姿を見せるのだとか。
江戸川を一本挟んで隣が東京とは思えないほど、豊かな自然に野生動物が生息していますよ!

柳原親水広場周辺では、近代化産業遺産を見て楽しむ以外にお花見、キャンプ、釣り、バードウォッチングとあらゆるアウトドアが楽しめます。
週末はのんびりと自然を感じてみませんか?

柳原親水広場
住所:千葉県松戸市下矢切1397
アクセス:北総線「矢切駅」から徒歩約16分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。