春のお花見といえば桜ですが、それよりも早く春の訪れを知らせてくれるのが河津桜です。
2月下旬から3月上旬ごろまでが見ごろの河津桜は、松戸駅西口から少し歩いた場所で楽しめますよ。
川沿いをのんびりと散歩しながら、早めのお花見をしてみませんか?
松戸駅西口から徒歩約10分!川沿いの河津桜並木
松戸駅西口から歩いておよそ10分。松戸神社前から坂川沿いの道は松戸神社通りと呼ばれます。
この松戸神社通りには何本もの河津桜が植えられており、毎年地元の人たちを楽しませてくれるんですよ。
松戸駅から行く場合は、商業施設のキテミテマツドを通り過ぎ松戸神社の裏手に回る道を目指すとわかりやすいでしょう。
この道をまっすぐ進むと松戸神社なので、神社を通り過ぎて川沿いを進むと河津桜が見られます。
ちなみにこちらは2月24日に撮影したもの。
まだ部分的につぼみが残っていますね。満開の一歩手前だったようです。
これから咲きそうな花もたくさんあったので、しばらくはお花見が楽しめそうです!
河津桜といえば、桜に比べて大輪の花と濃いめのピンク色が特徴です。
華やかなピンクの花びらは、長い冬の終わりと春の始まりを告げてくれるようですね♪
この日も多くの人がカメラを片手に写真を撮りに来ていました。
松戸市内でおすすめの写真映えスポットなので、ぜひ花が咲いているうちにお花見を楽しみましょう♪
毎年3月には河津桜祭りも開催
この辺りでは、毎年3月上旬に「松戸宿坂川河津桜まつり」が開催されます。
坂川沿いには屋台やキッチンカーが並び、大人から子どもまで楽しめるイベントですよ!
松戸市の名産、矢切ネギの販売や野外でお茶をいただける野点も開催されます。
2024年の開催は3月の2日と3日で、毎年大体3月の第一土曜日、日曜日に開催されています。
にぎやかなお祭りを楽しみたい方は、毎年3月上旬の河津桜まつりをお忘れなく!
並木沿いには小さな見どころもたくさん
松戸神社通りには河津桜だけでなく、うっかりと通り過ぎてしまいそうな小さな発見もありました。
たとえばこちら。いったい何が書いてあるのでしょう…?
こちらは江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜が明治38年に写真を撮影した場所です。
何度か戸定邸を訪れた際、松戸の風景も写真に収めていたのだとか。
その場所が今でも残っているなんて、松戸市の歴史を感じますね。同じアングルで写真を撮ると楽しいかもしれません!
そして川を挟んで反対側へ行くと、こんなものも発見しました。
こちらは小山樋門という水門で、千葉県内に現存する煉瓦造水門の中では最も古い歴史ある建造物なのだそうです。
なんと明治31年に建設!それが今でも残っているのですね。
河津桜を見るついでに、このような歴史に触れてみてはいかがでしょう?
ちなみにこちらの小山樋門が、松戸神社通りの終着点となります。
河津桜の並木もこちらで終了なので、駅まで戻る場合はUターンするかバスで帰ってもいいでしょう。
のんびりと写真を撮りながら歩いても15分~20分ほどの距離なので、あまり疲れることなくお散歩感覚で景色が楽しめますよ!
夜にはライトアップも!夜桜現物はいかが?
河津桜のシーズン中は、期間限定で夜のライトアップが施されます。
昼間の景色とは一味違う、ロマンティックな雰囲気に変わりますよ!
ライトに照らされた河津桜は、なんとも言えないムードがありますね…!
2024年のライトアップは3月6日までです。
夜間のライトアップは毎年おこなわれているので、ぜひ昼と夜の両方を見に行ってみてくださいね!
ちなみに点灯時間は大体18時頃のようです。
この日は18時10分くらいと中途半端なタイミングで点灯されたので、ぴったり何時からとは決まっていないようでした。
また、春とはいえ夜間は冷えるので、夜桜見物の際は上着、手袋、マフラーといった防寒対策も忘れずに!
見られる期間が限られる河津桜なので、今年中に見たい方は早めに見に行ってみてくださいね。
松戸宿坂川河津桜
住所:千葉県松戸市松戸1757
アクセス:JR常磐線「松戸駅」から徒歩約10分